住宅ローンは、ほとんどの人が利用するマイホーム購入には欠かせない便利なものですが、選び方を間違えると、支払わずに済むかもしれないお金をで損をしてしまったり、家計に負担をかけてしまったりと、みなさんの生活に大きなダメージを与えることもあります。住宅ローン選びで失敗しないためにも、注意点を確認しておきましょう。

返済期間は1年単位で考える

住宅ローンの返済期間は、30年や35年など、5年単位で考えてしまうことがほとんどです。しかし返済期間は1年でも短くした方が利息が少なくてすみます。ほとんどの金融機関では1年単位で返済期間を設定可能なので28年や32年など1年でも短く検討してみることも大切です。

親のスネをかじれ

親から資金援助を受けてマイホーム購入する際に利用すべきなのが「相続時精算課税制度」です。この制度は、一定の贈与をした場合、相続時に贈与財産も含めて相続税を計算し、払った贈与税を控除するものです。2006年度の税制改正により、2,500万円の非課税枠にさらに1,000万円を上乗せして3,500万円まで非課税枠が拡大されているので利用しない手はないでしょう。

ローン保証料や団体信用生命保険加入は加入しておこう

住宅ローンの借り入れの際、ローン保証料の支払いや「団体信用生命保険」などの保険に加入するケースがあります。ローン保証料とは、返済が滞った場合に、支払いを保証するために必要な、連帯保証人みたいなものです。「団体信用生命保険」とは万が一、返済している人が死亡したり、重度の障害を負った場合に保険金によってローン残高を完済できるものです。他、火災保険や地震保険への加入も検討しておくべきでしょう。